民主主義国家に暮らす皆さんこんにちは
日本に限らず民主主義の国って民主主義って素晴らしいみたいな教育をされると思うんですよ.日本は特に帝国主義で暴走して,それから民主主義になりましためでたしめでたし.みたいな流れになるんですよね.
民主主義ってそんなに尊いものか?
現在の民主主義は果たして民主主義か
僕は飲みとかの場でも結構そういう話が好きそうな人とは政治とか未来の話をするんだが,選挙のたびに「投票先がない」という話になる.
選択肢の無い選挙が民主主義か?Aには賛成だが,Bには反対,Cはやや賛成みたいなときに合致する政党というのはほとんど無い.
本当に民主主義が素晴らしいというのであれば,今すぐインターネット選挙を導入し,すべての法案について国民に議決を取ればよいと思う.それができるだけのテクノロジーはそろっている.一つアプリを作ってしまい,法案ごとに国民投票を行えばよえろしい.インターネット環境やデバイスが使えない国民には市役所などから投票できるようにすればなんの問題もない.(僕の認識では)直接民主主義が難しいからと間接民主主義をとっておいて,直接民主主義ができるようになったのにやらないのはおかしい.
それをしないということは議員という立場を守っている,そして民主主義が欠陥であるということである.
民主主義のそもそもの間違い
民主主義の大前提として,多数決が凡そ正しいという前提がある.
これこそが間違いだとは思わないか?二択の問題を出したとしよう.その問題に大衆が多数決で正解する確率はいくらだろうか.簡単な問題であれば問題なかろう.が,政治の問題についてちゃんとした知識をもって,良識な判断ができる人間がどれだけいるだろうか.
安倍首相については賛否両論あるので,今回触れないが,少なくともアメリカ合衆国のトランプ大統領,イギリスのジョンソン首相などは明らかに大衆の過ちであると思う.倫理観が欠如しており,強い言葉で自国の利益を守ることを主張する人物に投票する人々に呆れを隠せない.(クリントンと二択になってしまったアメリカ国民には同情するが……)
もう一つ民主主義の大前提として,全国民が政治について考えるという前提がある.
他の国がどうだか知らないが特に日本では,政治の話が禁忌視されているように感じる.*1僕は幸いにも周りの友人に恵まれているが,大方の人間は政治の話なんか難しいし,わざわざ話さないし考えないのではないだろうか.そして選挙ではなんとなく見た目よさそうな人と心地よい言葉,そしてなんとなく知ってる政党に投票していると思う.そんな人ばかりではない!自分の周りの人間は政治について真面目に考えている!という人はおそらく周りの人に恵まれているか,偏った思想で集まったお仲間しか見えていないのだろう.
まぁまずありえないが,仮に教育がしっかりして各個人がしっかりと政治の知識を持って判断するということはコストが高い.僕の専門は経営工学であるためすぐにお金の話をするのだが,例えばノーベル賞を取るようなすごい研究者が政治のことを考えるのは人類の損失である.政治のことについてしっかり学ぶのにもコストがかかるし,しっかり報道する報道機関を作るのにもコストがかかる.正直,政治のことを考えて,投票に行くよりもっと生産的なことをできる人の方が多いだろう.
一番無駄であるのは,政治活動をしている一般市民の方々である.日本の民主主義でもっとも損失に思ったのは全共闘運動である.大学の講義はつぶれ,大学生は勉強ではなく闘争を行っていたのだから呆れてしまう.誤解のないよう付け加えておくが,あの時代にあれをしなくてはならなかったことは理解できる.しかしあのように大人数で闘争を起こさなければ変わらない制度,民主主義に問題があるのだ.交渉の場をセッティングし少人数が少人数と話し合うだけで済むことにあのようなコストを支払わなくてはならないのはあきらかに民主主義の欠陥である.
脱原発の署名を集めるご年配方も本当にご苦労なことである.脱原発の是非については今回問わないが,その判断をするのに何万もの署名を集めるコストを考えると頭が痛くなる.孫の世話や町のゴミ拾いでもする方がよっぽどか有益だと思うがいかがだろうか*2?
独裁は悪か
教科書をはじめとしてどうしてあんなにも帝国主義や独裁が否定されるのか僕はさっぱり理解ができない.帝国主義であろうと,そのトップがまともであれば戦争は起こらなかったし,将軍が収める江戸時代だって悪い時代じゃなかったはずだ.要するに善政を敷ける人物がトップになるかならないかっていう話であって,制度としてワントップが否定されたわけではないと僕は思う.昭和の軍部の暴走も正直,暴走を止めなかった天皇の責任といえばそれはそうである.
独裁の悪例としてよく上げられるのはヒトラーである.ヒトラーの悪かったところはひとえに暴力によって物事を解決したことにある.
ここで言いたいことはワントップの政治体制はトップの選び方とトップの素質に問題があるのであって,ワントップのシステム自体が悪ではないということだ.
政党政治は結局独裁に近い
現在,安倍政権は金融緩和を無際限に行っているがこのリフレ派の政策を最終的にこれをやると決定したのは安倍首相であろう*3.政党としてまとまって動くためには意見が割れても最終的に決定するトップが必要となる.おそらく賛成の意見も反対の意見もたくさんあっただろうが結局は安倍首相が安倍首相の責任で決定しているのだ.
僕はこれに最近まで気づいておらず,現代にいたっても政治は人に因っていることに悲しくなった.
僕の思う意思決定
意思決定を行う上で他人の意見を聞くことは重要である.自分が気づいていなかった問題点や側面,逆にメリットなどを発見できる.素人意見を今まで僕は割と馬鹿にしていたが,意外と役に立つこともあることに最近気づいた.
しかしながらそれを忖度するようなことがあってはならない.相手の意見を参考にはするべきだがそれは違う,デメリットが大きいなどの判断をした時にはバッサリとそれを棄却するべきだ.だが,民主主義ではそれをすると後々その意思決定者に不都合なことがあったりして難しい.
「小を捨てて大をとる」これはすごく難しい意思決定だと思う.これは実際に集団を率いる上で必ず起こることだ.そしてこれが正常にできなくなるのが民主主義である.小を切り捨てるのが見えたものならばやり玉に挙げ,次はあなたかもしれないと国民の不安を煽り,政権批判の道具にするのはよくある手法だ.最大多数の最大幸福が必ずしも取れないのが現状ではなかろうか.
民主主義によるクソ意思決定の最たる例
高齢化が叫ばれて久しい我が国であるが,この流れは民主主義である限り止まらない.なぜなら老後が心配な人口の方が多いのだから.これからを担う若者の世代の数は少なく,冷遇される.どうやっても若者重視の政策よりも老人重視の政策を取った方が選挙で勝てるのだから政治家はそっちを取る.
最近Twitterで見た話だが,国民健康保険の負担が重くなって崩壊しそうだという危機感だけを煽るクソツイートがあった.そのクソは置いておいても,例えば高齢者の負担をもっと増やすと政治家が宣言すればたちまち政権が倒れるまである.どんどんどんどん高齢者に補助が増え,既得権益となり,それを取り上げようものなら批判が殺到する.
そう,民主主義によって日本は終焉を迎えるのだ.
じゃあお前は民主主義じゃなくてなんなのさ
ここまで民主主義をぼろくそに叩いているが結局正解の政治体制がなんなのかという結論には至らない.それがわかったら論文書いてるわ.
だが現実的でない理想政治はある.
僕が考える理想の政治体制はAIないし欲を抜き取られた人間2人による独裁政治だ.彼らは全体主義的でそして共産主義である.人間の場合,優秀で良識ある人物を選出してその人の意思に関わらず欲を抜き取って為政者にする*4.共産主義体制のPSYCHO-PASSの世界って言うのが近い.
「ディストピアじゃん笑」ってよく言われるが,表現の自由と格差社会さえなければディストピア上等.愚かな大衆が平和に幸せに暮らすには監視と統制がある程度必要であると思うなぁ.
格差,無くなんねぇかなぁ……
僕はなんだかんだで愚かな人間が大好きなので,好きなことに打ち込んで,時間を無駄にして,好きなように生きて死んでほしいわ.
この記事はぺんぎんが酔っぱらって書いていますので妄言と間違いが多いです.ご指摘や感想はコメントまたはTwitter DMでお願いします.