春~巣立ちの春~
(男子)僕たち~
(女子1)私たちは~
(僕)電気通信大学を~
(全員2)卒業します!!
というわけでね,卒業エントリーを書いていきたいと思います.
大学のジェネラルな話は前の記事で書いたので,
今回は僕個人の記録的な意味で大学生活を振り返っていきたい.
授業
授業についてはざっくり書いていく.
共通科目
大学に行ったら好きな授業を好きなように取れる
そう思っていた時期が僕にもありました.
完全に専門外の物理や化学,実験などをやることになるのでそこは技術大学ではなく 理系大学であるが故のカリキュラムである. 前の記事でも書いたがこれらのベースがいつどういう風に役に立つかはわからないので3 広く適当に基礎知識や単語をインプットできたという点で良かったとは思う.
ただ,人文ガチャは勘弁してほしい
実験や類分けなどの話はなんだかんだ電通大はいいぞの記事まで
専門科目
僕は経営・社会情報学プログラムの学生であるが,正直言えばその他学科に近い.
生産管理,品質管理,人間工学,金融工学,言語認知工学,信頼性工学などなど
なんというかいろいろな教授の専門に研究していることのはじめの方を一口ずつ味見をさせられたような気分である4.
完全に専門を突き進むというよりいろいろな分野のいろいろな基礎を学ぶことになる.
これを良いととらえるか,悪いととらえるかは個人に因るだろうが,僕は興味を広くあっちこっちに持てる質なので
結構楽しかった.
研究
研究室は正直な話,第一希望のところから落ちて第二希望のところに入ったのでそれほど高いモチベーションではなかったが,
研究室一丸で誰かの論文をジャーナルに通していくのが結構面白かった.
高校生の頃からやりたかった経営工学を研究して,経営工学会で発表したりしたのは初志貫徹な感じで感慨深かった.
ボスには振り回されたところもあったが,結構面倒見のいい先生で自分が出張とか忙しいのに添削とかをちゃんとしてくれるところは
本当にありがたかった.振り回されたけど
研究室の先輩や同期にも恵まれ,絶対研究室じゃなかったらこの人達と毎週顔を突き合わせて論文の指摘をあーだこーだ言うことは無かっただろう.
かなりフラットな気風がとても好きで,先輩が後輩を指摘することはもちろんのこと,逆に先輩を後輩が指摘するようになるのはかなり衝撃的だと思う.
学生側からボスにも「これは違うんじゃないか」とか「こうあるべきだ」とかの意見をどんどんしていくのも戸惑ったが,良い環境だったと感じている.
B4でありながら,一年で2回も学会に行かせていただき5,共同研究先の企業との打ち合わせも何度も行えたし, 研究室外の先生方とも交流があって充実した研究室生活であった. 本当にお世話になりました.ありがとうございました.
課外活動
〇
調布祭の実行委員会をしていたわけだが,まぁ大変ではあったけどこういうことができてよかったなぁと振り返れば思う.
そもそもこういう仕事をすることは好きな質であるが,高校のころは部活に忙しくそういうことをやっていいような雰囲気でもなかった6
のでそういうことをやりたいフラストレーションが入学当時は溜まっていたのだろう.
大変は大変だったし,正直もう一度やりたいかと言われたらやりたくないけど,面白い人達に会えたし
所属するコミュニティが一つできたというのはとても良いことだと思っている.
ミスコン企画にはやっぱり思い入れはあって,これからの時代いろいろ言われることはあるかもしれないけど
全力でエンターテイメントをやるっていう感じが僕は大好きなのでこれからも続いたらいいなと思う.
稼ぐようになったらそのうちでっけぇミスコン用のトロフィー寄付するから待っててくれよな7.
僕らの代から別枠にした写真部門は忙しい電通生に好評なのがとてもうれしい.
参加のハードルを下げて裾野を広げるという理念を忘れずに
これからも頑張ってほしいです.
一年位前に思いついたんだけど,技術を使っていくら加工してもいい無差別級の写真コンテストも面白そうだよな.
剣道
正直こんなにちゃんと剣道を続ける気はなかったのだが,気が付いたら入っていた.
きつかったし,僕自身は高校でも県大会に進んですぐ負けちゃう程度の実力で全然強くなかったのだけれど
小学生のときぶりに武道館でまた試合ができた経験はとても大きかった.
最後の大会は研究で稽古ができず,放り投げたような形になってしまったことを申し訳なく思っている.
就職して余裕ができてきたらまた剣道をぼちぼちやりたいなぁと思う.
アルバイト
塾講
塾講は週に1回程度,調布祭期間が忙しくて入れなくても文句言われないというところが良かった. 授業も忙しく,放課後も毎日忙しかったのでぼちぼち生活費で足が出たところを補填するような形で面談とか煩わしいところが少ないというのが良かった.
正直言えば学んだことは何もなかった.
飲食とか塾講とかの所謂大学生がやるアルバイトって何かを学べるみたいなのって僕は幻想だと思っていて8,まぁ確かにコミュニケーションスキルとかそういうのはあるのかもしれないけど
マインドではなくちゃんとした技術が僕は欲しくて,ただめちゃくちゃ吸収できる時期の余った時間を時給1200円で売るには惜しい.
インターン
インターンという名のアルバイトである.
安く優秀な労働力を買い叩きたい企業と実績と経験が欲しい学生のマッチングである.
正直1日のインターンとかマジ何も企業のことわからないし,一日無駄に拘束されるだけなので酒でも飲んでいた方がいくらかマシである.
一社目は微妙だったが,二社目は一年以上お世話になっている.
詳しくは就活レポにまぁなんとなく書いてあるので
読んでほしい.
ちゃんと僕が技術を学んで付けられたのは学部の3年からだし,この期間をもっと伸ばせたらよかったなぁとも思った.
総括
ここまでの記事で伝わったかどうかはわからないが,僕は電通大が大好きである9.
とても良い学生生活であった10.
しんどい時は本当にしんどかったけども.
悔いはたくさんあるし,もう2年とか学生をやっていたいけど家庭の事情とかいろいろあるからね.
バンドとか組んでやってみたかったし,技術系のサークルでガチガチに競い合うのもやりたかったし,
学部2年とかから研究室に入り浸って研究するような学生生活も良い.
オタク活動に精を出す学生生活も悪くない.
もし5回学生生活があったなら僕は多分5回違うことをやっているだろう.
もうこれを書いていて4月から電通大に通わないことが正直信じられないくらいだ.
思い入れと名残惜しさは計り知れない.電通大で出会った人達は皆いい人だった11.
この4年間に僕と関わってくれた人全員に感謝したい.
本当にありがとうございました.
この記事を読んでいる在学生,または高校生へ
大学生活は本当に短いのでやりたいことをやるには今しかない.
忙しいからとかお金がないからとか言っているうちに時間は過ぎ去ってしまうので大学生活にやりたいことをリストアップし,
それをやる時間と期限を決めるべきです.
良い大学生活にしてください.
また,この卒業エントリーを書くきっかけになったPickerさんの記事を置いておくのでどうぞ.
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言うて女子は激少ない↩
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数が入学時より減っていたり,先輩が同じ卒業式に居たりすることには触れてはいけない↩
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そもそも自分の専門を完全に生かした職業に就くことは叶わない,それがやりたきゃ博士に行くべし↩
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なんでこうなるかっていうと教授たちは忙しくて授業に割いてる時間なんかほとんどないからである(これは研究室入るとわかる)↩
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本当はもう一回あったのだが新型コロナの流行につき残念ながら中止↩
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主に顧問とか顧問とか顧問とか↩
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お金の寄付も頑張ります↩
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個人の見解です↩
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嫌いなところもたくさんあるけど↩
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まぁこんなことを言っているのもつらいことを乗り越えた後で過去を美化しているからである.↩
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僕の周りがという説もあるが,それならそれでとてもありがたいことだ↩